バス通りの家

第18回空間デザイン・コンペティション 入選 2011 

設計監理/飯田修平 千代昌美 田原泰浩(元所員)
建設地/広島県     
施工/錦建設 
写真/大竹 静市郎
 
design:2004.11-2005.2
construction:2005.2-2005.7
エントランス 拡大版※こちらから
エントランスホール 拡大版※こちらから
エントランスホール 
個室
バス通りの家


わたくしが、この家のために用意したのは、敷地の奥行を活かした10メートルを超える筒状のエントランスホール。

突き当たりは、フロストガラス1枚で隔てたバスルームという名の軟らかい明かり。

振り返ると、強化ガラスドアの外側に、楢の無垢材で特注した格子戸。

外の光は、格子越しに差し込み、中の明かりは半透明。

その間が、路地をイメージした陰翳。

通りから見ると、トンネル状の路地上に、韻律のガラスブロックが乗っている。

こちらは、光の塊だ。

ガラスブロックには、その性能が持つ遮音効果を期待している。

写真には表れていないが、この家には3つのテラスが仕込まれている。

その内の一つが、吹抜けを使ったバスコートだ。

その吹抜けから落ちる光を、トンネルの突き当たりに用いている。

あとの二つは、2階に。

リビングと一体利用が可能なデッキと、ガラスブロックの個室に付随する四角いバルコニー。

さらに、リビングにはデッキに背を向け、長方形のスカイライトが切ってある。

何気ないコンクリートの箱のようではあるが、光をふんだんに取り入れることにより、日本固有の陰翳を追求した家とも云えるのである。



2011.8.1

建築家 飯田修平

TOP WORKS