Dr.T邸改修工事   
design:2006.8-2007.3
construction:2007.4-2007.10
設計監理/9月の風 担当:飯田修平 千代昌美
施工/株式会社小田建設 担当:小田一倍 小田浩一
撮影/中尾俊之 9月の風
※印
建設地/広島県

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エントランスホール(2階)
上り框から手前の玄関床赤御影石及び突当りのサッシは、既存のままです。
1階ガレージよりエレベーターホールを介して直接、2階エントランスホールに入られるよう動線を工夫しました。
右列中央はエレベーター扉、その奥は、1・2階の和室と浴室に続く廊下。
左列奥の開口は、食品庫そしてキッチンへ続きます。左列手前の引き込み扉が、リビングルームへの入り口です。
天井両サイドのスリットは、連続した間接照明がセットされています。
クライアントが置いた左手前のグリーンが、既存部との調和を図るアクセントになっています。
既存の2階エントランスホールの様子。床には、色使いの気になる絨毯が貼られていました。

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クライアントが購入された家は、南欧田舎風の長閑な外観で、普段わたくしが描くデザインとは意匠を異にしていました。クライアントはドクターで、常に人命と対峙する究極の尖閣的緊張感を持ち、から得るシャープさがあります。設計にあたり、既存外観から連なる穏やかな空気と、いかに調和させるかということが、設計のスタートとなりました。

わたくしが改修設計の依頼を受けたのは、1・2階とも東側(写真右側)の和室廻りと外装を除き、洗面脱衣・浴室を含む主に西側(写真左側)の洋室廻りでした。
多忙なクライアントの要求は、寛げるリビングと浴室及び機能的なキッチンに主眼が置かれていました。先を見越して、ホームエレベーター設置もその中にあり、現在の位置を提案しました。
わたくしが普段描く住宅のデザインと全く異なる複雑な既存住宅構成の中に、いかに外装をさわらずしてその上で、ドクターという職業から私がイメージした研ぎ澄まされた感性と、外観から連なる穏やかな空気を、いかに調和させるかということが、設計のスタートとなりました。
また、手描きの既存図面が非常に複雑で思いの外、設計に時間を要したのです。
南西側外観
1階手前部分は納戸を改装したシアタールーム兼テラスと連動したパーティールーム。奥には、小振りなオーダーキッチンが置かれています。テラスとの境にある折れ扉を閉め、特注の暗幕スクリーンを下ろすと、シアタールームになります。
写真中央が、ガレージでその奥が、ガラススクリーンと黒御影石からなるエレベーターホールです。直接、2階エントランスホールに接続しています。
2階中央右側の外灯がエントランスです。

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既存のリビングです。板張りの登り天井とエントランスホールと同じ絨毯が使われていました。
また、天井にはトップライトがありました。
リビングです。
眺望の良いサッシはそのままに、開口部廻りとブラインド収納ラインをシンプルなラインで統一しました。
ダイニングの床は、ピンクの大理石が使われていました。
フラットで天井をできるだけ高く取りました。
造り付けの収納を充実させ、上段の家具は濃いブラウンのピアノ塗装でアクセントを付けました。写真左側上部のガラリ部分と、右側天井の特注スリットは空調の吹き出し口です。
テレビのサイズが分かっていましたので、合わせて壁を縁取りました。また、せっかくのトップライトもデザインを変えて活かしました。
テレビには、5.1chのオーディオシステムが組み込まれています。

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