広島市安佐動物公園ライオン舎

レオガラス

design:2009.9-2009.11
百獣の王まで、1インチ!
不要な構造は一切排除。だけど、そこに立っていた木は残して、設計しました。

動物園で働く人たちの、動物に向けられるたくさんの愛情を色々な場面で感じました。
公共工事の入札仕事だけど、飼育係りの方々とのふれあいからわたくしは、建築家として何ができるのかということを真摯に考えました。

ライオンの持つ迫力が、極力ダイレクトに伝わる様、デッキ床レヘルが来園者の足元と揃うよう工夫したのもそのひとつです。
また、工事中ずっと飼育舎から出られないライオンのために、コンクリートをすべて早強コンクリート
で設計しました。(飯田修平)


普通コンクリートが強度発生まで4週間に対し、早強コンクリートは1週で得られます。
さらに、テストピースを2セット現場で採取し、4日目に1回目の破壊試験を実施し、1日でも早くライオンが外に出られるよう工夫しました。

2010.4.9
報道発表前日。ライオンを慣らすために、ライオンを放す。
高い位置にあるエサ投入口に、肉を持った飼育係さんが近づくと、ライオンは立ち上がっておねだり。
情報番組の取材で、特別に撮影を許されたカメラマンさんも、ライオンの迫力に、おっかなびっくり。
来園者の立つ位置と、ほぼ高さを揃えた床に、上から下までガラス張りなので、ライオンの足の肉球まで、
よく見える。
限られた、予算の中で、ガラス幅に制約を受けたが、設計は成功したと思っている。(飯田修平)
エサ投入口に集まるライオンたち。
photo:安佐動物公園HP
photo:安佐動物公園HP
photo:安佐動物公園HP
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