憂鬱なファサードを持つ家
オープンハウス及び広島県建築士会女性部会主催の見学会の様子
重くのしかかるコンクリートの屋根、ただそこに立っているだけの長い壁。悲しいまでに質素、憂鬱なほどに無造作。

「住宅という概念を覆せ」クライアントのオーダー。そんなことができるのか。自問また自問。自らの思考を体力の限界まで追い詰める。答えが出たとは思っていない。ただ、それはきっと原点への帰還ということだと…。一切の無駄を排し、厳しさを希求する。研ぎ澄まされた空間にこそ、無限の豊かさがある。

影を落とす屋根、光を映す壁、水面を揺らす一陣の風。そして、静寂。安易な気持ちで生活できない。緊張の中にあるやすらぎ。それでこそ、クリエーターの棲む家と成り得るのだ。 飯田修平

ウォーターコート

落水の音が、静寂を引き立てる。
漆黒の宇宙に抱かれ深い安らぎの底で、スローな時間(とき)を刻む。

アプローチ

緩やかに、内外を区切る風除室の様なエントランス。床は、モルタル金鏝仕上げ。

エントランス内部
リビングからデッキを見る。
南側のデッキからリビングを見る。

リビングは、LDKのワンルーム形態。ダイニングとデッキは、引き分けのサッシを開放することにより、一体利用ができる。サッシは、スチール製オリジナルデザイン。

ウォーターコートと、ウォーターコートに映るリビングのライト。
南側全景。
街並み。